すげーレンズが出たものだ。
歴史的な話
カメラの焦点距離は50mmが肉眼に一番近いという説があり、昭和の標準ズームレンズというと50mmを含む…35-80mmとか、43-86mm、35-70mmとかが一般的だったらしい。
平成あたりで28mm、24mm始まりのレンズが一般的になって、今もフラグシップの標準ズームレンズは24-70mmで作られている。
令和の話
写真はスマホで撮るのが一般的になり、スマホはだいたい28mmくらいのレンズが標準として採用されていて、ウェブ上で見かける写真の9割はこれじゃない?と思っている。
加えて、肉眼に近い画角は50mm以外に28mm説もある。(35mm説とか85mm説もあるらしい)
つまり、スマホを通して見る画角に対してザイオンス効果が働いており、
28mmをズームレンズの中心と据えれば…20-40mmという画角はまさに令和の標準ズームレンズと呼んで差し支えないだろう。
良く使う画角として
最初に買った単焦点レンズは撒き餌50mmことSEL50F18F
次に買ったのは85mmのSEL85F18
35mmのSEL35F18Fも一時期使っていて
ここ数年はZEISS Batis 2/40 CFをずっとつけていた。
単焦点1本で出掛ける事が多く、一番好きなのは85mm…なんだけどマジで寄れないので万能さは無い。撮れる絵は本当に良いんだけど。
その点、35mm、40mm、50mmという標準域は本当に使いやすい。
特に35mmと40mmは寄れる仕様になっていて、テーブルフォトから風景まで何でもいける。
最初に買う単焦点レンズとして35mmは本当におすすめ。
ソニー / 広角単焦点レンズ / フルサイズ / FE 35mm F1.8 / デジタル一眼カメラα[Eマウント]用 純正レンズ / SEL35F18F
もう少し広角が撮れたらいいのに…ということで24mm始まりのSEL24105Gとか、28mm始まりの
28-70mm F2.8 DG DNといったズームレンズを使う事もあったけど、単焦点に比べて明らかに大きいし、500g前後あって持ち運びがちょっと辛い。
単焦点レンズ感覚で使えるズームレンズ
ということで去年発売されたTAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXDは、僕の求める焦点距離と大きさ、重量、その他スペックが揃ったレンズである。
これまで集めた単焦点レンズは、85mmを除いて全部売り払った。
もうこのレンズ1本あれば望遠以外困らない。はず。
タムロン ( TAMRON ) 20-40mm F/2.8 Di III VXD A062 ソニーE
余談
メインのカメラはα7RIIIなんだけど、デカくて重いので写真メインのお出掛けにしか持っていかない。
お散歩カメラはAPS-Cの最軽量モデルことNEX-5Tを使っていて、これに20-40mmをつけると換算30-60mmになるため、その点も優秀。