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USB Type-C to microBのケーブルを作った話

発端

iPad miniにキーボードを繋ぎたい。
自作キーボードにPro micro(microUSB版)を使っているので、
iPad miniのUSB Type-CとPro microのmicroUSBを有線接続したい。
という話。

最初は意味が分からなかった失敗

USBでしょ?電源とGNDとデータのプラスマイナスで4本繋げばええやろ?
と思い、手元にあったブレークアウト基板付きのType-Cコネクタと、昔から使ってるmicroUSBコネクタを用意。
Type-Cはこれ


microはこういうの

普通に4本はんだ付けすれば終わりだろと思っていたが、何故か認識しない…。
iPadだけでなく、Windowsにつけても同じく動かない。
なんかおかしいな?と思い調べたところ、衝撃の仕様が!

ホストとデバイスを明示する必要がある

これ最初に読んだ時、お前IDE接続のHDDかよと思った。
まさか令和にケーブルのどっちが偉いのか示してやるハメになるとは。

やり方は簡単で、Type-CのCCピンにプルダウン抵抗5.1kΩをつければいい。
つけた側がホストになるので、
iPad(ホスト)-Type-C(5.1kΩつき)――microUSB(余計なもん無し)-キーボード
という繋ぎ方をすれば解決する。

で、↑のType-C基板には、何も部品がついてないR1パターンが存在する。
もしやと思って辿ると、恐らくCCとGNDに繋がっているので、ここに抵抗をつければ終わり。
終わり…なんだけど、手持ちの抵抗はDIP品しかないので無理やりつけようと奮闘。
あまりにも細かすぎて部品を持つ手が震えて、2つめの基板パターンを剥離させた時点で心が折れた。
もうSMD品の抵抗を買う気力すら残ってない。

ホスト向けの専用コネクタ、売ってる!!!!

amazonは本当に便利。ちゃんとホスト用の5.1kΩつきコネクタが売ってる。

これ本当に簡単で、従来のUSBと同様に4本はんだ付けするだけ。
問題無く認識されてキーボードが使えるようになった。

ただ、これはType-Cをホストにするためのケーブルなので、
microUSBの古いスマホとかタブレットに、Type-Cの外部機器を繋ぐ
ということは出来ないので注意。
microUSBをホストにするときは何だっけ…NCとGNDをショートさせるとか、なんか抵抗入れるとかだった記憶があるけど曖昧。
やり方はあると思うので、それをやりたい人は調べてみてね。

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