MDDお迎えして丁度1年、ドールおじさんの友人が福岡に来たのでコスモスとドールをテーマに撮影してきました。
今回連れて行ったのはMDDのななちゃん。ヘッドはうさぎアメジストさん製です。
人間のポートレート、屋外撮影は逆光で撮るのがセオリーですが、ドールだとどうなるか。
現像した画像を厳選して掲載しつつ、どういう事を考えながら撮ったか紹介してみます。
今回の装備は、
カメラとレンズ:α7RIII、24-105G
ストロボ:Godox XPro-S、Godox TT350、Neewerソフトボックス(40cm×40cm)
TT350はコンパクトだけど、逆光に対してふんわり発光させるには火力が足りない。
おとなしくV860IIS持って行った方が楽。 
1. 順光気味、若干俯瞰、風景重視
 41mm f7.1
41mm f7.1 
ちょっと見下ろす感じになるけど、背の低いコスモスがきれいに広がって可愛い。
背景をしっかり入れることで花畑のイメージが伝わりやすい。
焦点距離が短いのでかなり寄り寄りで撮ることになり、自分が邪魔して陰になったのか、右側のキャッチライトが弱い。
2. 逆光め、水平、ポトレ感重視

94mm f6.3
今回一番のお気に入り。
適当な耐熱ウィッグなんだけど、逆光にするとちゃんと髪の毛がふんわり光る。
目線が来てないけど、何か見上げてるのはカワイイ。
斜め下からストロボを当ててるので、MDDにありがちな顎のキツい影が消えてると思う。
焦点距離が1の写真の倍あるので、背景がよりボケてる。逆光で被写体のフチが明るくなるのと相まって、ななちゃんがより際立って見えるはず。
ほんとはもっと構図を詰めたいんだけど、そうすると三脚が必要になって機動力が落ちるので…ほどほどに妥協しましょう。
3. 更に逆光ポトレ、前ボケ入れ
 105mm f4.0
105mm f4.0
今回のレンズで一番ボケる設定。
単焦点や大三元ほどじゃないけど、充分ボケる。
被写体の際立ち感は前述の通りで、いい具合に風が吹いて髪の毛が舞ってるのが良い。
ほかの写真と差別化するために前ボケに白いコスモスを入れてみた。
が、このコスモスにめっちゃストロボが当たってて邪魔になってるのも事実。
ストロボの位置取りが大変に難しい。
4. 標準距離、色あい重視、風景構図
 50mm f9
50mm f9
ななちゃんだけでなく、周りの風景も入れた一枚。
腰かけてのんびりしてる感を出したかった。
上の3枚は被写体のみを重視したけど、これは草花もある程度入れるために絞った。
落ち着いた写真になったと思う。
ただ、このレンガは足元15cmって感じなので、撮影するときは地面に腹ばい、肘つき。
こういう風景入りは、アイレベルで撮らないと一気にミニチュア感が出るので撮影がしんどい。
でも撮れた写真を見ると、しんどさが一気に吹き飛ぶ。
5. あおり気味、斜め逆光寄り、人間っぽく
 62mm f4
62mm f4
62mmの距離でななちゃんにがっつり寄って、ちょっとマクロっぽい写りになったかも。
これはそこそこ勾配のある丘になってる場所で、山頂側にななちゃんを。下側から腹ばいになって、あおり気味に撮った1枚。
空がもうちょい綺麗に写ればよかったんだけど、明るすぎて厳しかった。
写真としてどうこうより、足の曲げ具合とか普通に人のしぐさ感を出したくて拘ってみた。
まとめ
撮ってみて思うのは、本当に地べたに張り付いて撮る事が多いということ。
あと、普通のウィッグでも充分綺麗に光が入って美しいということ。
人間を撮るときとほぼ同じテクニックでいける。
今回は海の中道海浜公園っていう国立公園で撮ったんだけど、平日だからかコスモスを見に来たおばちゃんたちが多かった。
「あら~かわいらしいわね~」とか「私も一枚撮ってくださる?」とか、そういうコミュニケーションを楽しみながら過ごすのも楽しかった。
土日だと子連れが多くてしんどい思いをするので、ドール撮影をするならやっぱり平日が一番。
また、地べたになると普通のライトスタンドは高さがありすぎて使えない。
ので、ソフトボックスだけを地面に置いて使ったんだけど、スタンドがなければ角度を固定できなくて辛い。
これについては新兵器を注文したので、後日リベンジ予定。
※特にライティングにこだわらず、ただ光を回すだけならドーナツ使うのが手っ取り早いとは思う。
 
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